転職活動

悩んだ末に転職を決意したお話

悩んだ末に転職を決意したお話
年齢、キャリア、将来のこと…
色々悩んだ結果、転職を決意したお話です。

もぐ吉ってどんなお仕事しているの?

私はWebエンジニアのお仕事をしています。
元々はwebデザイナーとして未経験でこの業界に入ったのですが、途中でキャリアチェンジして今もエンジニアとしてお仕事をしています。

お仕事的にはブラックな部分も多々ある業界ですが、色々な案件で鍛えてもらい、たくさんの人と出会い一緒に仕事をしながら育てていただき、その方たちの考え方や働き方を見て学び、今は色々なお仕事に挑戦させていただきながら今度どんな事をしたいのかを模索している日々です。

今までどんなお仕事をしてきたの?

Web制作会社から自社サービス、自分でも予想外のゲーム関連まで色々なお仕事をしてきました。
元々正社員で働いていたのですが家庭の都合で派遣に転向、コロナ禍真っ只中に転職活動をして正社員に戻りました。
派遣で働いていた時に初めてチーム開発を経験して、色々な職種の方と一緒にお仕事をする事で自分の視野が広がり、開発するのがすごく楽しくなりました。
それからはどちらかと言うと開発方法や人を重視してお仕事をさせていただいています。

ゲーム業界は全く興味がなかったのに気がつけば一番長い期間いました。
仕事は大変でも人間関係は良くて楽しかったのですが、転職活動ではこれがマイナスに。
もうゲーム開発のお仕事には戻らないと思います。

何で転職しようと思ったのか

転職活動を始めたのは去年ですが、実際に転職をしようと考え始めたのは2018年頃。
一番の理由は労働者派遣法の改正と年齢です。

労働者派遣法改正が施行されて長期就業が難しくなった

エンジニアなどの専門26業務であれば派遣期間の制限はなく、派遣先企業と派遣社員が望めば同じ会社でずっとお仕事ができるはずでした。
それが突然専門26業務も3年と改正が入り、それだけではなく同じ派遣会社で5年以上の雇用ができないというのも施行されました。

当時の私はずっと同じ派遣会社でお仕事を探していただいていたので5年制限も3年制限も該当してしまい、派遣元も派遣先も変えなくてはいけない状況になってしまい、派遣会社を変えるか、正社員として転職をするか考えなくてはいけない状況でした。

転職が難しくなる年齢になる前に正社員に戻りたい

正社員に戻る事を考え始めた時、一番最初に頭に浮かんだのは年齢の壁です。
よく35歳の壁や35歳定年説など言われますが、派遣法改正で以前みたいに派遣でも長期的に働けなくなってしまうと、3年以内派遣先を、5年以内に派遣元を切り替えなくてはいけなくなり、その度に次の派遣先を探さないといけないので絶対年齢がデメリットになります。
それだったら正社員として腰を据えて長く働ける職場で働きたいと思いました。
それと同時に、転職するのにギリギリな年齢になってきているこのタイミングで正社員に戻らないと、最終的に好きな仕事ができなくなるのではないかという不安も感じるようになってきました。

もちろん正社員が安泰とは思っていないので業務委託やフリーランスも視野に入れて考えようと、正社員だけではなく業務委託やフリーランスの元同僚にも相談しながら最終的に正社員で転職活動しようと決めた感じです。

3ヶ月の転職活動後、入社してみたらとんでもない事態に

実はかなり久しぶりの転職活動だったので色々戸惑った部分があったのですが、3ヶ月の転職活動でコロナ禍前に無事正社員雇用の会社に転職しました。

ところが実際入社してみたら面接で伺っていた社内制度や組織体制は対応されておらず、開発環境は全く無い状態で、そもそも仕事も全くありませんでした。
当然伺っていたお話と違うと上長に掛け合ったのですが、Web部署の面接官として出席されていた方はWebの知識があまり無く、言っている事が分からなくても取り敢えず大丈夫と返答していた事が分かり愕然としました。

また、部署内外の人間関係はあまり良くない状態で、責任のなすりつけあいや意図的に情報共有しないなどの嫌がらせや悪口、言ってる事が人によってころころ変わる環境に人間不信になりかけ、誰を信じていいのかも分からず、仕事は無いし実績も積めない、スキルアップしようにも理解も制度も無い環境に先が見えず、このままこの会社にいても時間だけが過ぎていくと思い退職を決意しました。

今まで色々な会社で働いてきましたが昭和の体質が色濃く残る考え方と年功序列で縦割り組織な会社はほぼ初めてで、「協力」「共有」「調整」という言葉を全く無視する組織体制や働き方など、色々カルチャーショックだらけでした。

心機一転、転職活動Reスタート

1度は正社員で転職をしたものの、あまりにも劣悪な就業環境に耐えきれず入社して試用期間いっぱいで退職し、改めて転職活動を再開させました。

まさか、再開した翌月からコロナウイルスなんて未知なものが猛威を振るうなんて思わなかったので年末で退職してしまいましたが、どんなにコロナ禍で転職活動が大変になっても前の会社を退職した事は後悔していません。

退職や転職って安易な気持ちでできないし、凄くエネルギーのいる行動だと思います。
今現在の事だけじゃなくて将来の事も考えて、何が正解かも分からない中で色々なものを選択しながら進まなくてはいけないし、自分が進みたいと思っても道が閉ざされてしまう事も多く、心が疲弊してしまう事も多いです。

転職活動していたのは2020年前半で、ちょうどコロナ禍になり初めての自粛などで大騒ぎしている中した。
私の場合はIT系なので他の業種の方に比べてたらまだ影響は少ない方だったかもしれないですが、それでも何社コロナの影響で選考途中で採用Closeや保留と言われたか分かりません。
こんな時期だから仕方がないと思いつつも、どんどんと道が閉ざされていく現状に不安の方が大きかったです。

2020年に転職、その後…

コロナ禍になり途中から面接はすべてオンラインに切り替わったので慣れないことも多かったですが、運良く2020年中に転職することができました。
転職活動にかかった期間は5ヶ月くらいで、エージェントを通して応募した企業に内定をいただきました。
登録していたエージェントは6社くらいですが、頻繁にやりとりしていたのは3社でした。

業界や職種、年齢によっては先の見えない状態が続いている方もいると思います。
私も今思い返しても辛かったし、怖かったです。
「頑張っていればいつか自分の事を見てくれる会社と出会えるはず」なんてそんな希望的曖昧な事はとても言える状態ではないと思っていますが、当時の私は「どこかで自分をきちんと見てくれる会社と出会えるはず」と思いながら頑張っていました。

転職したから安泰という訳でもなく、慣れない環境や社風や文化に体調を崩したり、半年間一部の方から心無い対応をされ気持ちが疲れ切ってメンタルがどん底になってしまったこともありました。

何度かどころか常に転職が頭の片隅にちらついています。
でも、その度に自分がどこに重きを置くかと考えたとき、長いこと派遣をしてきたのもあると思うのですが、まずはこの不安定な世の中で安定して生活できることでした。
色々あるけど、このコロナ禍の不安定な中で仕事があるのはとてもありがたい事。
そう思って毎日頑張ったり耐えたり笑ったりしています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。